2024/10/05 第5回仙女マラニック

大会レポート

東日本大震災の被災地、仙台~女川を走る「仙女マラニック」。今年も被災地の復興を確認しながら走ってきました。

10月6日(土)、第5回毎年恒例の仙女ウルトラマラニックを走ってきました。仙台から女川までの被災地を走る約80kmのコースで、毎年参加をしています。今回は日本三景の松島海岸から女川駅まで走る約42kmのハーフの部に参加しました。松島海岸を10時にスタートして、ゴールの女川駅を目指します。

(スタートは日本三景の松島)         (ハーフの部・受付)

松島海岸は観光地なので賑わっていますが、しばらく走ると静かな田舎の風景になってきて、東名、野蒜と津波で壊滅的な被害を受けた地域に入っていきます。旧野蒜駅は震災遺構として被災した当時のまま残されています。その隣には東松島市震災復興伝承館があり被災当時のビデオ映像が見られます。ビデオを見ると当時のことを思い出し、あらためて津波のすごさを痛感します。旧野蒜駅から少し高台に登ったところにある現在の野蒜駅に立ち寄ります。

(被災した東名駅跡)             (震災遺構・旧野蒜駅)

(東松山市震災復興伝承館)         (現在の野蒜駅)

その後、吉田川を渡り、しばらく国道を進むと道路わきにブルーインパルスのモニュメントが出てきます。すぐ近くの航空自衛隊松山基地がブルーインパルス基地あります。途中からは3年前に開通したばかりのバイパス道路を進みます。長いバイパスを進んで行くと、エイドがある石巻南浜公園に到着。名物の蒸しホヤをいただきます。

(ブルーインパルスモニュメント)       (ポストもブルーインパルス)

(日和幼稚園震災慰霊碑)           (慰霊碑の説明)

(石巻南浜公園エイド)            (名物の蒸しホヤ)

エイドで補給をして先に進みます。ちょっと進むと震災遺構の門脇小学校があるのでを見学します。被災されたままの状態で残されているので、心を打たれるものがあります。その後、石巻の市街地を抜けて、女川町に向かう国道を進みます。女川町に入ると国道が細くなり、歩道がない危険ゾーンも明るいうちに通過できました。

(震災遺構・門脇小学校)           (震災遺構・門脇小学校)

しばらく進むと仙石線のガードをくぐると女川の街中に入っていきます。最初にこの大会に参加した時には道路が崩壊していて山を越して街中へ入って行きましたが、今は道路ができており、真っ直ぐ女川駅方向に進めます。ゴールの女川駅までもうすぐですが、女川町医療センターに建てられている「いのちの碑」に寄ります。

(女川町に入ります)             (女川町医療センターいのちの碑)

最後は女川駅に続く商店街をとおり、女川駅で感動のゴルゴルゴール!42km7時間36分のマラニックでした。

(女川駅に続く商店街)            (女川駅でゴール)

ゴール後は女川駅の2階にある、女川温泉ゆぽっぽで汗を流して、駅のすぐ隣の女川フューチャーセンターで懇親会になります。おつまみで出た地元産の生ホヤは新鮮で絶品です。その後も夜遅くまで仲間と懇親を深めました。さらに翌朝は大会主催者「NPO法人アスヘノキボウ」の丹野さんのガイドで女川町ツアーがあるので、早朝6時に女川駅に集合して、被災から復興までの説明を聞きながら街歩きをしました。

(女川温泉ゆぽっぽ)             (女川フューチャーセンターで懇親会)

(ホテルエルファロ)             (部屋飲みで二次会)

(丹野さんのガイドで女川町ツアー)      (震災遺構・旧女川交番)

2018年に始まった仙女マラニックですが、復興もだいぶ進み、役割として一区切りということで、今回が最後の大会となります。とてもいい大会なので無くなってしまうのは残念ですが、また機会があれば復興の状況を確認しながら被災地を走ってみたいと思います。

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