【人体実験】フルマラソン・スタートして5km手前で脚を故障したけどゴールした人体実験

人体実験報告

(注意)私が自らの体で人体実験をした報告になります。読んでマネをするのは構いませんが、自分の体と相談をして、決して無理をして壊れないようにしてください。

実験基礎データ

日時:2023/11/12 8:00スタート

大会名:第275回月例白鷺マラソン

距離:42.195km

場所:平塚総合公園周回コース(1.7km×25周)

天気:くもり

スタート

スタート時間に合わせて平塚総合公園に向かい、いつもどおり軽くストレッチをして、8時にスタート。前日もマラニックで42km走っているが、そんなことはいつものことで問題なく走り始める。1km6分半くらいのペースで順調に走っていくが3周目に入ると左ふくらはぎに違和感が出始める。少しペースを落とすが走ることが困難になってくる。3周が終わったところでストレッチをしてみるも回復の兆しなし。試しに走ってみるも走れず。まだ5km。良い子ならここでDNFをするのだが、そんな気はさらさらないので、この先、今の状態でどうすればゴールできるかの人体実験が始まる。

〈注意〉私はスタートしたらゴールすることをモットーとしています。本当に痛くて走れないときには、自分で判断してDNFを選択してください。

序盤 -ここから37kmウォーキングが始まる-

ゴールすると決めたら進むのみだが、走ることはできない。歩くことしかできない。残り37km歩くことは慣れているものの、問題は制限時間。終了時間が14時のため制限時間が6時間。普通に歩いていては到底間に合わないのでペースを上げてパワーウォークで進む。普段、歩くときは1km10分で歩いていきますが、今日は制限時間に間に合うように1km9分を切るペースで進まなければなりません。幸いなことに歩いている分には、ふくらはぎに違和感はありません。なので、めいっぱいペースを上げてガシガシ歩きます。

中盤 -残り20km、脚は持つのか?-

半分を過ぎて(13周終了、約22km)時間は3時間。残り20kmで3時間なので1km9分のペースを維持できれば制限時間の6時間に間に合いますが、このペースで歩き続けるのはキツイです。歩いているとはいえパワーウォークなので脚は疲労していきます。脚がきついときは腹筋とお尻の筋肉を動員して脚の負担を軽減しながら進みます。

〈ポイント〉脚の筋肉だけで歩いていると脚の負担が大きくなり消耗してしまうため、腹筋やお尻などの大きな筋肉を使って体全体で進んで行くと長い距離でも歩けます。

途中、エイドに寄って給水をながら、なんとかペースを維持して進んで行くが、距離が進んで行くにつれ疲労が増してきてキツくなってきます。

後半 -ここからが正念場-

18周(約30km)から1周ごとのラップタイムが徐々に落ちてきました。ペースが落ちてきているが、これ以上ペースを上げることはできない状態です。ただ残りは12km。この先は制限時間内のゴールを目指し、時間を節約するためにエイドに寄らないこととします。給水をしても、たかが数秒だが、その数秒のために制限時間に間に合わなくなることがあるので、ゴール時間に目安が着くまでは、ただひたすらゴールを目指して歩くことにしました。

〈ポイント〉フルマラソンでは給水、給食が大事になります。必要に応じて適時、補給が必要です。とはいえ、必要以上に補給をする必要はありません。今回の場合は、30kmまでは適時、補給をしており、この先は補給する数秒よりも先に進むことの方が優先と考え、さらに残り12kmは無補給でもゴールまで持つとの判断で無補給を選択しました。

ペースダウンを最小限にとどめ、周回を重ねていき、残りの距離が少なくなってきたので、あとは自分の脚と時計と相談しながら制限時間の6時間に合わせて進みます。そして24周が終了し最後の1周。最終周は距離合わせのため少し距離が短い周回になるので、時計を確認し、ここでゴールを確信します。最後までしっかり歩いて感動のゴルゴルゴール。タイムは5時間58分51秒と無事に制限時間内にゴールできました。

ゴール後 

まずは給水。気温が低かったからとはいえ、後半はエイドに寄らずに進んだので体の中のいろんなものが足りなくなっている感じでした。そしてストレッチ。違和感があった左ふくらはぎは結構マズイ状態になってましたが重症にはなっていません。それ以外もお尻、もも、すね等、普段は走っているときにはあまり使わない筋肉を酷使して歩いたので、かなりの張りがある感じです。とはいえ、制限時間でゴールできましたので、今回の人体実験は成功でした。

〈注意)今回の人体実験は制限時間内でゴールできたので成功ですが、これで壊れてしまっていけません。翌週までにしっかりと回復をさせて、またフルマラソンを走ってこそ、真の成功です。

翌週の大会レポートはこちら

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