昨年、感動のドラマを生んだ「チバルルマラニック」に今年も参加してきました。
4月27日(土)「第2回チバルルマラニック」に参加しました。どんな大会かというと、大会案内には「知らない道を歩き続ければ、どこに行くのか?危ぶむなかれ。上総興津から千倉まで海岸付近の道を通り、フルマラソン以上の距離を歩くことに挑戦をしてみませんか?この世はカオスだ!!と思っているサポートスタッフや応援団が、ちょっと不思議なマラニックの旅を案内します。1人では大変なことも、未知なる不安や恐怖も受け入れ、参加者やガイドと共に、喜怒哀楽を味わい、約42kmの道のりを歩きます。」と書いてあり、ようするに42kmの距離を自分の脚で進むというチャレンジ的な大会です。勘違いしないでくださいね。フルマラソンを完走することにチャレンジするのではなく、42km自分の脚で進むことにチャレンジするということです。
今回の参加者は同行スタッフ3人を含め20人。昨年、一緒に参加した仲間もいれば、初参加の人もいます。42kmという距離を進むというチャレンジを前にみんな緊張気味な感じです。コースは上総興津から海沿いに進み千倉までのワンウェイの42km。小雨が降っているので、海岸ではなく、スタート地点近くのあおぞらカフェに集合して、コース説明、自己紹介があって、海岸に移動して10:00ちょっと前にスタート。
(あおぞらカフェで説明会) (スタート前。興津海岸で記念撮影)
当然ですが走りだす人はおらず歩いて進みます。制限時間はないので体力温存のため15分/kmペースです。目標は「42km自分の脚でゴール」です。途中に補給のためのエイドが準備されており、休憩と補給をしながら進みます。それ以外は街の商店などに寄って補給します。スタートして間もなく雨も止みました。10kmの最初のエイドでお昼を過ぎているので早くもお昼ご飯。海沿いの公園で手作りの本格インドカレーをいただきます。相当ウマイです。
(小雨の中、スタート) (第1エイド。本格インドカレー)
しかし、まだ10kmです。普段の大会では関門や制限時間があるので時間を見ながら進みますが、今回は制限時間がありません。目標は「42km自分の脚でゴール」なので、時間は何時間かかっても構いません。なので、のんびりお寺に寄ったり、お店でアイスを食べたりしながら進んで行きます。
(鯛の浦の誕生時) (サルに遭遇) (お世話になった源太郎酒店)
(鴨川シーワールド) (鴨川松島) (釈迦寺からの眺め)
18kmの2つ目のエイドは手作りデザート。距離はまだ半分も行っていませんが疲労している人も多いので休憩時間はしっかりと取ります。ゲストハウスのテツさんとなるみさんが歌で応援。そして、またみんな一緒に進んで行きます。遅れてしまう人がいるので全体的にペースが上がりません。25kmの3つ目のエイドは手作りのおやつ。この辺りまで来ると、エイドではみんな座り込み休憩を取ります。自分で脚を揉んだり、ストレッチをしたりしています。みんなだいぶキツイようで口が数も減っています。31kmの4つ目のエイドに着くころには日もだんだん落ちてきました。みんな、かなり疲労しているようで座り込んで休んでいます。しかし、目標に向けて痛い脚を動かしながら前へ進みます。私は余裕があるので、みんなの目標達成に向けて声をかけてサポートします。日も落ちて暗くなり気温も下がってきたので、ライトを点けて上着を着ます。37kmの最後のエイドに着くころには、すでに10時間を越しています。昨年よりもペースが遅いですが、しっかり休んで英気を養います。しっかりと休憩をして、重い腰を上げ、痛い脚を引きずりながら再び進み始めます。
(第2エイドで歌応援) (第4エイド) (第5エイド。みんな疲労困憊)
ゴールが近づいているせいか、気持ちが楽になってきているようで、会話がはずみます。真っ暗な道を進んでいくと遠くにゴールの千倉海岸の明かりが見えてきます。その明かりを目指して進み、千倉海岸の休憩所に到着し、無事に感動のゴルゴルゴール!時間はすでに22時を過ぎ、タイムは12時間10分44秒。私はフルマラソンを1400回近く走っているが12時間以上かかったのは初めての体験でした。
(感動のゴルゴルゴール!) (ゴール後のビール)
それにしても、みんな本当によく歩いた。みんな、おめでとう~。