ジョグトリップが開催している「平戸島八十八ヶ所ジョグトリップ(青の道)」に参加してきました。
5月19日(日)「平戸島八十八ヶ所ジョグトリップ(青の道)」に参加しました。どんな大会かというと、大会案内には「江戸時代、平戸の藩主(殿様)松浦熈<まつらひろむ>公が夢で天満宮のお告げを受けて巡回し城下の熱病を治癒した霊験あらたかな八十八の札所。そして令和の今、その道程を辿る」とあり、平戸島にある八十八ヶ所ある札所をスタンプラリーのように巡るマラニックで、今回は青の道ということで、平戸島の平戸ふれあいセンターをスタートして、八十八ヶ所のうち二十二ヶ所を巡る46kmのコースです。
ジョグトリップは、主催者が「遅い方が偉い」と言っているとおり、とてものんびりとした大会で、今回も46kmで制限時間は10時間ととても長いです。しかもコースを途中でショートカットしたり、バスに乗ったりすることもルールで認められている、とてもゆるい大会です。今回の参加者は20人。開会式をして、みんなでラジオ体操をして、平戸市ふれあいセンターを7時にスタートしました。
(会場の平戸市ふれあいセンター)(ラジオ体操) (スタート)
時間があるので私は最初から歩きです。他にも歩いている選手がいたので話をしながら一緒に歩いて進みます。平戸島は海あり山ありでとても景色がいいです。札所を目指して進んで、到着すると御集印シートにスタンプを押します。今年は青の道で八十八ヶ所のうち二十二ヶ所ですが、紫の道、緑の道、赤の道と全部回ると八十八ヶ所になります。札所は神社、お寺、中には祠みたいな場所もあります。
(最初の札所) (このスタンプを押します) (景色は最高)
エイドはスタッフがいないので無人オアシス(ジョグトリップではエイドとは言わずオアシスといいます)です。テントが張られていて、食べ物と飲み物が置いてあり、各自で補給するという、都会ではありえないシステムです。最初の獅子ふれあい会館オアシスではカッパ巻きが置いてありました。その先の六十四番札所の高棒山金毘羅宮は今回の札所の中で一番の難所で山の上まで階段と山道を登っていきます。登りはツラいのでパスする選手もいますが、ジョグトリップではそれもOKです。
(獅子ふれあい会館オアシス) (こんな階段を登ります) (金毘羅宮からの景色)
2つ目のエイド、春日かたりなオアシスは世界遺産の認定されている春日集落の案内所になります。ここではゼッケンを見せると、売っているアイスを一つもらえます。案内所でアイスを食べながらビデオを見て、なぜ世界遺産に認められているのかをお勉強しました。すぐ隣の建物には語り部のおばあちゃんがいるので立ち寄ったら、接待をしてくれて、いろんな話を聞かせてくれました。
(世界遺産の春日集落) (アイスいただきました) (おばあちゃんの接待)
この先も山あり海ありのコースを進みながら、札所でスタンプを押していきます。3つ目のエイド、交通安全キャラクター前オアシスで21kmです。ここから4.5km先の札所まで行って戻って来るので、30kmでもう一度このオアシスに立ち寄ります。行きはみたらし団子をいただき、帰りはお稲荷さんをいただきました。
(六十八番札所・主師姫宮) (交通安全オアシス) (この道を往復します)
ずーと歩いていますが、時間には余裕があるので、ゆっくり食べたり飲んだりしてのんびり進んで行きます。この先は起伏が続く道を進むのですが歩いているので問題ありません。
(第七十二番札所・妙観寺) (第七十一番札所・起松宮) (海沿いの道)
(第十八番札所・妙園寺) (第14番札所・亀石様) (亀石様の説明)
4つ目のエイド、猿田彦神社オアシスではかんしょの団子(ふかしイモが入っているお饅頭)をいただきました。ここからゴールまでは残り7kmなので時計を確認しながら進みます。
(猿田彦神社オアシス) (景色は最高) (第二十番札所・福満寺)
最後の札所でスタンプを押して、ゴールはすぐです。ゴールの紐差町は平戸海というお相撲さんの出身地のようで、本場所中はたくさんののぼり旗が立てられてます。少し歩いて、朝スタートした平戸市ふれあいに戻ってきて感動のゴルゴルゴール。タイムは9時間46分16秒で最終ランナーでした。しかし、最初にも書いたとおり「遅い方が偉い」ので最終ランナーが一番偉く、ベストジョグトリッパーの称号をいただきました。
(最後の札所。後ろには教会) (感動のゴルゴルゴール) (御集印シート)
景色良し、エイド良し、制限時間は長いということで、ご隠居ランナーの私にとって、とても楽しい大会でした。