ずーと前から気になっていた大会「鹿島ガタリンピック」に参加してきました。
6月2日(日)「第40回鹿島ガタリンピック」に参加しました。どんな大会かというと「日本一干満の差が大きい(6M)広大な有明海の干潟を利用した、干潟の上で行う運動会がガタリンピック・ゲームです。」と大会ホームページに書いてあり、有明海でなければできない、唯一無二の大会です。鹿島市の一大イベントということもあって、会場はお祭りのようで、選手以外にも応援の人や見物の人がたくさん来場してます。
(競技プログラム) (会場案内) (駐車場からのシャトルバス)
大会は潮が引いた干潟で行うため、その時間に合わせて11時から開会式、12時に競技開始で15時に閉会式です。開会式は選手入場から始まります。参加者は約2000人で外国からの参加者も多く、インターナショナルな大会です。大会会長あいさつ、国歌・市歌斉唱、選手宣誓と続き、12時に競技開始となりました。
(お祭りような屋台) (大会キャラクターのガタゴロウ)(開会式)
オープニングレースは「小学生対抗ガタフラッグ」です。ビーチフラッグの干潟バージョンのような競技です。ただ、干潟が広くコートが4面あるので同時にいくつもの競技が進んで行きます。別のコートでは「ガターザン」が始まってます。クレーンにつるされたロープをターザンのようにぶら下がって干潟に落ちるという競技で、飛距離とパフォーマンス点で競います。結構な高さがあるので迫力があります。続いて「人間むつごろう」と「ガタチャリ」が行われます。「人間ムツゴロウ」は干潟の上を木の板に乗って滑りながら進む競技です。スムーズに進む選手がいれば、干潟にはまって動けなくなっている選手もいます。「ガタチャリ」は干潟に引いた板の上を自転車で走る競技です。最後まで落ちずに走る抜けるのは至難の業でほとんどの選手が途中で落ちます。調子よく落ちずに行けても、この自転車はブレーキが付いていないので、最後は干潟の中に前のめりに突っ込んで止まることになります。
(ガターザン)
(人間ムツゴロウ)
(ガタチャリ)
干潟での競技なので、競技を終えた選手はみんな泥まみれになります。本当にドロドロ状態です。なので干潟から出ると、スタッフに消防のようなホースで水をかけもらい泥を落としてから会場に戻ってきます。泥を落としてから戻らないと会場中が泥だらけになってしまうので、選手はみんな落としてもらい、ビショビショ状態で歩いてます。
コートでは小さな子でも参加できる「ガタッ子トレジャー」が始まってます。干潟の中にまかれているお宝を探す、宝探しゲームです。子供たちは泥まみれになりながら、お宝を必死で探してました。続いて唯一の団体競技「TheGataiympic」が始まりました。4人一組で第1走者は25m走、第2走者は人間ムツゴロウ、第3走者は干潟に引いた板の上を激走、第4走者は障害物競争と、まさにガタの覇者を決めるレースです。団体戦ということもあってすごく盛り上がります。続いての競技は男ガタ相撲、女ガタ相撲です。干潟の上に設置された土俵で押し合いをして、最後まで残れば勝ちという競技です。泥で滑るので見てておもしろいです。
(ガタッ子トレジャー)
そして最後は「25m自由ガタ」です。私が参加する競技です。干潟の中で行う25m走で、走ろうが滑ろうが早くゴールすればいいという競技です。コート全面を使って100人が一斉にスタートするので、すごい迫力です。女子の部では1/3くらいは干潟にはまってしまい、スタッフに救出してもらってました。続いて男子の部ですが、最後の競技なので、すでに他の競技に参加している選手はスタート前からビショビショです。私はまだキレイな状態なのですが、そんな選手に泥をかけられてスタート前にすでに泥にまみれることになります。そしてスタート。一歩目で泥に突っ込み顔まで泥まみれに。ヒザくらいまで泥につかりながら、手で泥をかき分け、何度も転びながら、なんとか25m走り切って無事にゴールできました。思ったより干潟が深くて大変でした。干潟から上がって、一緒に走った仲間たちと健闘を称えながら、水をかけてもらうのを待ちました。
(25m自由ガタ) (スタート前。地下足袋は貸してくれます)
干潟から上がって水をかけてもらい、借りた地下足袋を返して、そのままシャワー室へ。シャワー室は30室くらいあるので、さほど待たずに順番が来ます。シャワーでキレイに泥を洗い流して、着替えをして会場に戻ると、閉会式も終わっていて撤収作業に取り掛かってました。すでに潮が満ちてきていて、さっきまで競技をしていた干潟は海になってました。有明海、恐るべし。
(撤収。干潟はすでに海に)
以前から気になっていて、1回は参加したいと思っていた大会だったので、今回参加できてとても良かったです。