2012年3月に走った「小江戸・大江戸200kmフットレース」の完走記です。
日時 2012年3月3~4日
スタート・川越熊野神社→ゴール・川越湯遊ランド
「第2回小江戸大江戸200kmフットレース」走ってきました。この大会は、埼玉県川越市をスタートして埼玉北部を周って戻ってくる「小江戸コース91km」、 川越をスタートして都内を周って戻ってくる「大江戸コース111km」、そして、両方周る「小江戸大江戸コース202km」があり、私は202kmに参加しました。3日8時スタートして、夜通しで走り、4日20時までにゴールする、制限時間は36時間です。当日は、朝5時半に家を出て7時過ぎに会場の川越湯遊ランド(健康ランド)に到着しました。 今回はいつも走っている仲間も多く参加しているので、話をしながらスタートを待ちました。そして、会場から徒歩3分の熊野神社に移動して、朝8時の実行委員長の掛け声でスタートしました。制限時間は36時間と十分にありますが、日が暮れる前にゴールしたいと思い、34時間(4日18時)を目標に走り始めました。
まずは、最初のエイドの熊谷エイド(28km)を目指して走ります。お天気はいいですが、荒川河川敷は風がありちょっと寒かったです。とはいえ、最初のうちは走っているので問題はありません。
10:50に熊谷エイド(28km)に到着しました。軽食が用意されていたので補給しました。 その後も河川敷を走り、埼玉の北部に向かっていきます。だんだん田舎の風景になっていくなか、いいペースで進んでいきます。
13:50に玉淀エイド(51km)に到着しました。カップ麺を食べました。ここからは、川越に向かって戻っていくような感じで走っていきます。いいペースで来て、時間に余裕があったので、無理せずに歩きを入れながら進みます。途中、日が沈み暗くなったので、安全のためライトを装着しました。
20:06に川越エイド(91km)に到着しました。川越エイドは会場の湯遊ランドです。小江戸コースのランナーは、ここがゴールになりますが、私はまだまだです。ここで一息いれるため、お風呂に入り、着替えて、カップ麺を食べて、大江戸コースへ向けてふたたびスタートしました。夜は気温が下がるので、昼間よりも多く着込みましたが、歩いていると寒いです。お腹が空いてきたので105km地点の「なか卯」(「なか卯」とは、首都圏を中心に展開している牛丼チェーンです。)に寄って親子丼を食べて腹ごしらえをしました。この大会はエイドが少ないのですが、コース上に12件あるスポンサーの「なか卯」で、500円分×2回の食事ができます。この先は都会に向かっていくので、街は明るく、コンビニもたくさんあるので、不安はありません。ただ、道が分かりにくくなってくるので、間違わないように地図を見ながら慎重に進みます。都内に入り、土曜の夜のせいか人が多く、信号も増えてきて、自分のペースで進むことができなくなってきました。真夜中の都心を進み、気がつくと日が変わっていました。
3:44に神田エイド(130km)に到着しました。暖かい室内に入り、温かいウドンをいただき冷えた体を温めました。再びスタートして歩き続けていると、だんだん夜明けが近づいてきて、低い気温がさらに下がってきて、寒さが身にしみます。次のエイドの葛西に着く頃には、日が出てきて明るくなってきました。
5:55に葛西エイド(142km)に到着しました。ここのエイドは外のうえ、海に近く、本当に寒かったですが、温かいお味噌汁とおにぎりをいただきました。ここから残り60kmは、ゴールの川越に向かって戻っていくようなコースになります。151kmで2度目の「なか卯」に寄って、朝御飯にしました。後半になってくると、お腹が空くのが早くなってくるようで、ちょこちょこ補給するようになります。スタートして24時間が経過して、150kmを越して、さすがにつらくなってきましたが、黙々と歩いて進みました。周りのランナーも、みんなきつそうですが、特に200kmを初めて走るランナーは、未知の距離に入って、参っている人が多かったです。そんなランナーに声をかけて、いっしょにゴールを目指して進んで行きます。また、お腹が空いたのですが「なか卯」に寄れるのは2回までなので、しかたなく「すき家」に寄って、カレーを食べて補給をしました。ずーと街中を走ってきましたが、途中から再び荒川河川敷に入ります。風が多少ありましたが、街中に比べるととても走りやすいです。
14:24に羽根倉橋エイド(188km)に到着しました。具だくさんのトン汁をいただき、残り14kmに迫ってきたゴールに向けて進みます。川越に向かうバイパスを走るのですが、一本道でとても長く感じます。200km地点でバイパスが終わり、川越の市内に入って行くと、いよいよゴールが近づいてきます。そして、湯遊ランド(202km)の駐車場に準備されたゴールに到着しました。タイムは、32時間47分57秒(4日16時47分)と予定よりもだいぶ早く到着できました。いただいた缶ビールで乾杯をしながら、共に走ってきたランナーと健闘を称え合いました。その後、ゆっくりとお風呂に入って、疲れた体を癒しました。3階の大広間で、翌日の朝まで寝ていけるのですが、さほど眠くなかったので、寝ずに帰ってきました。マメなどはありますが、脚には大きなダメージも無く、5月の「川の道フットレース」に向けて、いいトレーニングになりました。とはいえ、200km越えの超ウルトラマラソンは、体を酷使するので健康にはとても悪いと感じています。