2014年3月に走った「第4回小江戸・大江戸200kmフットレース」の完走記です。
日時 2014年3月1~2日 8時スタート
スタート・ゴール会場 川越市「連馨寺」
距離 203km
制限時間 36時間 (2日20時)
毎年恒例のウルトラマラソン「小江戸・大江戸フットレース」に今年も参加してきました。この大会は、川越をスタートして埼玉北部を周って戻ってくる「小江戸コース91km」、 川越をスタートして都内を周って戻ってくる「大江戸コース112km」、そして、両方周る「小江戸大江戸コース203km」があり、私は203kmに参加しました。1日8時スタート、徹夜で走り、2日20時までにゴールする、制限時間は36時間です。
朝5時半に家を出て、7時過ぎにスタート会場の川越・連馨寺に到着しました。毎回ですが、この大会は、いつも走っている仲間も多いので、話をしながらスタートを待ちました。これから200km走るというのに、みんな緊張感がありません。そんなこんなしているうちに、朝8時になり、スタートしました。
地図を見ながらコースを確認して走るのですが、もう何度も走っているのでコースは頭に入っています。お天気は雨が降ったり止んだりでしたが、スタート前からわかっていたことなので、気にすることなく、進んでいきます。荒川河川敷は昨年は強風の中を体を斜めにしながら走りましたが、今年は風もなく気持ち良く走れました。さくら堤エイド(16・8km)、熊谷エイド(28km)で軽食が用意されていたので補給しました。その後も仲間と話をしながら、荒川の河川敷を順調に走り、埼玉の北部に向かっていきます。玉淀エイド(51・3km)に到着。昨年に比べて1時間以上早い到着です。ここからは、川越に向かって戻っていくような感じで走っていきます。時間に余裕があったので、この辺からは無理せずに歩きを入れながら進みます。唐子エイド(71・9km)でお腹が空いたので、温かいうどんをいただき、先を急ぎます。途中、日が沈み暗くなったので、安全のためライトを装着しました。19:36に川越エイド(91km)に到着。小江戸コース終了です。
小江戸コースのランナーは、ここがゴールになりますが、私は補給をして、一息入れて、大江戸コースへ向けて、ふたたびスタートしました。夜は気温が下がり寒くなってきたので、昼間よりも多く着込みます。お腹が空いてきたので、105kmで「なか卯」に寄って親子丼を食べました。都内に入り、土曜の夜のせいか人が多く、信号も増えてきて、走りにくくなってきます。 この大会に初めて参加しているランナーは、この辺からきつくなってくるようで、声をかけながらいっしょに進みます。日の変わり1:35に成願寺エイド(127・8km)に到着。味噌汁とおにぎりをいただきました。私は平気ですが、睡魔に襲われて寝ているランナーがたくさんいます。夜間走は慣れないと、なかなかきついようです。夜になって雨が強くなってきて、視界が悪いので転ばないように気をつけて進みます。 都庁、六本木、東京タワーと都内をめぐり、4:29に皇居に近いこあしすエイド(142・8km)に到着。ここでも、進めなくなっているランナーがたくさんいます。眠さに加え、寒さで動けなくなっているようです。私は平気でしたが、明け方が近づいてきて、気温が下がり、震えるが止まらないほど寒かったのは確かです。止まると動けなくなってしまうので、走って歩いて、とにかく動き続けます。東京駅を過ぎ、両国駅に着く頃には日が昇ってきて明るくなってきました。お天気は悪くて、スカイツリーを見上げても半分より上は雲の中です。6:50に春慶寺エイド(155・8km)に到着。温かいスープとおにぎりをいただきます。スカイツリーを通過し、浅草寺で完走できるようにお参りをしました。雨が降り続けていて、気温がぜんぜん上がらず、ひたすら動き続けます。寒くて、いつもよりも走っている時間が多い(気候が良ければのんびり歩くのですが)おかげで、昨年よりも早くペースで進んでいます。後半になって、辛くなってきているランナーに声をかけて、いっしょに進むようになります。話をしながら進んでいると、一人で進むよりも精神的に楽になります。途中、仲間が私設エイドをやっていてくれて、ビールを勧めてくれたのでありがたくいただきました。この先、河川敷、バイパスと変化のなく、気が遠くなるコースになります。コンビニで補給をして、途中でいっしょになった初心者ランナーを引き連れながら河川敷を進みます。長い河川敷の遥か向こうに羽倉橋が見えてきて、13:23に羽根倉橋エイド(189・4km)に到着。カレーうどんをいただき、残りの14kmをゴールに向けて進みます。川越に向かうバイパスを走るのですが、一本道でとても長く感じます。とはいえ、毎年走っているので慣れたもんです。昨年はバイパスの途中で日が沈み暗くなってしまいましたが、今年はまだ日が高いです。200km地点でバイパスが終わり、ここから川越市内に入って行きます。雨ですが観光客が多く、ぶつからないように気をつけて進みます。最後の交差点でスタッフがゴールに誘導してくれます。そして、雨が降る中、15:39にゴールの連馨寺(203km)に到着しました。
タイムは、31時間39分31秒と、例年よりもだいぶ早く到着できました。先にゴールしていた仲間に迎えられ、共に走ってきたランナーと健闘を称え合いました。その後、近くの湯遊ランドでお風呂に入って、汗を流して、川越駅前の居酒屋で仲間と祝杯を挙げて帰ってきました。